犬への挨拶は

「目を見ない」「話しかけない」「触らない」。

この態度が犬との信頼関係を築く為の初めの一歩です☆

 

犬は匂いですべてを知ろうとします。

 

朝、目が覚めてリビングに降りてきた時や

帰宅した時など

私は、犬達にかまわず身支度を整えたり

買い物してきたものを片づけます。

その間、私についた匂いを嗅いで分析するように

犬達は穏やかに近づいてきて

「どこ行ってたの?」と言わんばかりに興味津々

鼻をクンクンフル回転。

 

ひとしきり犬達の匂い嗅ぎが終わった頃に

私も一段落しますので

穏やかにアイコンタクトをしながら犬達に声をかけます。

「おはよう」「よく眠れたかな?」

「ただいま」

すると、犬達も穏やかに身体をゆすって答えてくれます。

「おはよう」「まだ眠いよ・・」

「お帰りなさい」

しばらくすると

それぞれの場所でまた、犬達は気持ちよさそうにうたた寝を再開するのです。


 

 

「目を合わせず」「話しかけず」「触らない」という私のこの振舞いは

「犬本来のルール」なのです。

 

見ず知らずの人と

一気に気持ちの距離を縮めることは本来、人間同士でも難しいものですが

犬好きと言われる人の多くは、犬を「見て」「話しかけて」「触る」という「犬のルール」とは、まるで正反対の行動で

犬の信頼を得ようとする間違いを犯してしまいがちであります。

 

初めて犬が家に来たとき。

初めの一週間は、その犬に極力かまわずに、お互いを観察しあう期間と思ってさりげなく過ごすことが

犬とのその後の関係を穏やかで尊重と信頼に満ちたものにするために必要だと個人的には思っています。

 

どんなに厳しく「躾け」や「トレーニング」を受けている犬であっても

犬は動物です。

どんな動物も同じですが、関わり合うなかで100%の安全の保障はありません。 

その意味で、犬や動物の持つ「本能」の怖さを知らない人が私は一番怖いです。

どんな場合でも、「興奮」は「本能」の呼び水になります。

人の間違った接し方の結果、犬の思いがけない行動を引き出してしまった時

責められるのは、犬ばかり・・・それではあまりにもアンフェアではないかなと思うのです。

 

「犬を飼う」という縁に恵まれた、すべての人に

正しい知識を持って、犬とのかけがえのないシアワセな時間を過ごしてほしい。

 

まずは人間が「犬」という動物の「ルール」と「ニーズ」を知り、それを守り与えることで、犬の心を「尊重」すること。

それらが満たされることで犬は人を「信頼」し、

そして、生活の中で一貫した「ルール」を示すことで犬は人を「尊重」することを覚えます。


人と犬との穏やかな共生はこうして紡がれていくと私は考えています。